

総合規制改革会議
昨年の平成12年3月の規制緩和では15製品群の医薬品が医薬部外品に移行した。このときも、漢方生薬製剤が、その中に入るかが私たち漢方を扱う者にとっては大問題であった。幸いにも漢方は規制緩和からははずれたが、その審議の委員に、アメリカ大使館関係者が入ったりしていて、強い要求があったといわれている。
政府の総合規制改革会議(議長/宮内義彦オリックス会長 )は「規制改革の推進に関する第1次答申」を小泉総理大臣に提出した。
この会議では、
@医師の処方箋が必要な医薬品を除いては、一般の小売店で販売できるようにする
A配置販売医薬品・特例販売で認められている医薬品は、医薬品からはずす
B特例販売で認められている品目を医薬品からはずす。
が論議され、水面下の攻防があったと聞いている。
前回の規制緩和のときも、医薬品をそのままで、一般小売店で販売できるようにすることは、医薬品行政上・安全性の問題から不可能とした。その結果、医薬品から医薬部外品に区分を変えるという形で行われてきている。今後もこのスタンスは崩してもらいたくないと思っている。
答申内容
医薬品販売に関する規制緩和
2002年度中に措置医薬品について、99年3月31日に行った15薬効群のの医薬部外品への移行の実施状況を踏まえ、一定の基準(例えば発売後長期間経過しその間に副作用などの事故がほとんど認められないもの、など)に合致し、かつ保健衛生上比較的危険が少ないと専門家の評価を得たものついて、一般小売店でも販売できるよう見直しを引き続き行うべきである。
漢方薬は
漢方薬は、長期使われてきていて、副作用などの事故は少なかったと思われる。また、漢方を扱っている者が、安全性を強調してきた経過もある。しかし、漢方の有効性や安全性は、使用経験からの情報の積み重ねによる適正使用と、病気の捕らえ方を罹っている病人側で考える病理感があるからこそである。漢方取扱者のアドバイスが有ったからのことではないだろうか。2002年中に専門家の評価が出されることになっているので、注意しなくてはならないであろう。
厚生省通知
医薬品の添付文章は利用者にとって必要な情報が満載されていて、使用にあたって必ず読んでいただくことになっている。しかし保険の契約書と同じで、ただ見るだけで済ます人や、箱に入れたままで捨ててしまう人までいる。厚生省は平成8年9月から、「一般用医薬品添付文書の改善検討の研究班(消費者の代表・医師・薬剤師・製薬会社で構成)を設置した。この研究班は2年の検討を経て、平成10年9月に報告書を取りまとめた。この報告書によって、厚生省は平成11年8月12日に「一般用医薬品の添付文書記載要領について(医薬発第984号)」「一般用医薬品の使用上の注意記載要領について(医薬発第983号)」という通知を出した。
通知のポイント
@適正使用の重要情報の強調
重要な項目は添付文書の前段にする
A見易さ
Bわかりやすさ
表や図・絵・記号を使い、消費者に判断できる内容とする
C消費者に必要な情報
D平成14年3月末日までに改訂すること
Eゴシック体8ポイント以上
記載項目・記載順序
@改訂年月日
A添付文書の必読及び保管に関して
B販売名・薬効名
C製品の特徴
D使用上の注意
1.してはいけないこと
2.相談すること
E効能・効果
F用法用量
G成分分量
H保管・取扱いの注意
I消費者窓口
J製造業者・販売業者
直接の被包の記載
@してはいけないこと(添付文書のDの1)
Aつぎの部位には使用しないこと
B重大な事故につながるおそれがあること
C添付文書必読
D保管に関する事項
E医薬品である旨
Fその他
漢方薬局製剤では
現在日薬で作業をしている。製薬団体で統一規格を作成したが、薬局製剤の煎じ薬などは、そのままではつかえない。