

日本薬剤師会が厚生労働省に提出
中国製「ダイエット食品」による健康被害に関する声明
現在、標記「食品」による死亡者や健康被害が全国的に多数発生し社会問題化していることに対し、医薬品の適正使用の推進を責務とする薬剤師の団体として、以下の点について規制を求めるものである。
国民の健康を守るためにいわゆる「健康食品」に一定の規制を
今回、事故を起こした製品は、いわゆる「健康食品」として、食品扱いで輸入されたものと思われるが、これらの製品は、その名称の一部に「減肥」という語を盛り込むなど痩身効果を標榜し、かつ、錠剤、カプセル剤の剤形を採っている。かつて、錠剤、カプセル剤のような剤形については、医薬品・食品の区分を示した行政通知(いわゆる四六通知)により、効能効果、成分本質等を勘案し、医薬品として誤解を招くものについては、健康食品では大幅に制限されていたが、政府の規制緩和政策により、食品にもこれらの剤形の使用が認められ、現在、ほぼ自由となっている。
これらの製品による健康被害者はまさに政府の規制緩和策の犠牲者である。今回の事故に鑑み、錠剤、カプセル剤の健康食品での使用の適否、「痩身効果」のような人の健康に大きな影響を及ぼす効能の標榜、製品への成分表示義務等規制のあり方を改めて見直すべきである。
国民の健康確保のため、個人輸入代行業に監視の目を
今回の事故品は、輸入代行業者を介した「個人輸入」によるものが多い。インターネットには、こうしたいわゆる健康食品だけでなく、日本で既承認,未承認の医薬品、医薬品か食品か不明なものなど、様々な製品の個人輸入の代行に関する広告が溢れている。
こうした代行業者は、「個人輸入」を手伝っているだけとし、極めて巧妙に製品に対する責任の所在を曖昧にしているが、実質的に、これら輸入代行業者は製品の「輸入販売業者」である。今回の事故を機に、人の健康や生命にかかわる医薬品や食品の個人輸入代行業者に対して、国民の健康、安全を確保するための適切な規制を求めるものである。 平成14年8月7日
社団法人 日 本 薬 剤 師 会
会長 中 西 敏 夫
第14改正日本薬局方 追補の改正案
生薬のみを抜粋
黄ィ 黄ィ末 黄柏 黄柏末 黄柏末を含む処方 黄連 黄連末 葛根 甘草 甘草末 厚朴末 芍薬 芍薬末 センナ センナ末 センブリ末 大黄
大黄末 以上確認試験に成分標準品を使うことになる予定。
細辛 純度試験にアリストロキア酸が加わる予定