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日漢協通信17年6月号より

       日本漢方協会 副会長  三上正利

                                     

前回お知らせに東洋医学会雑誌「漢方生薬処方の調剤技術料に関する検討ー社団法人日本東洋医学会・生薬に関する保険問題調査会報告ー」の記事を受けて、「漢方煎薬を保険調剤できる薬局の会」世話人雨宮昌男・堀真通が、下記のような準備を進めています。方術信和会・日本漢方交流会・日本漢方協会の三団体は、この運動に賛同者として名を連ねることといたしました。
 数の少ない保険の漢方煎じ薬扱い薬局の声が、中医協まで届くか。薬剤師側の代表に(全薬剤師の利害との兼ね合いの中で)理解をしてもらわねばならない。今後どのように行動してゆくかを検討して、来年の保険改正には結果を得なくては成らない。

 漢方煎薬の保険調剤報酬につきまして、以前は「調剤料+自家製剤加算」として投薬日数(業務量)に応じた評価がなされていましたが、平成16年4月の改定以後これを投薬日数にかかわらない「浸煎または湯薬調剤料(120点)」になったため業務量に対する評価がなくなりました。
 同時に生薬薬価も繁用生薬では約20%と大幅に切り下げられ、安定供給を目指して熱心に取り組んで在庫していた薬局ほど甚大な含み損失を抱えることになってしまい二重苦の現状であることを先ずはご理解ください。
 この120点というものを漢方調剤の現場から見た場合、概略14日分で、薬味数が10種類程度の調剤であれば応需可能と考えられますが、昨今は投与日数が14以下という処方は殆どなく、多くは30日分を超え中には90日分を超え調剤業務が2時間では完了しないものまで出てきております。
 また1日分の使用生薬も大変に多量であり、他の調剤行為が業務量も考慮された報酬であるのに対し漢方調剤報酬は著しく公平性を欠いた状態であります。
 また、いうまでもなく煎薬調剤は保険薬局であれば在庫等の不備を理由に調剤拒否は認められないことになっておりますが、現状では俗にいう大手の門前薬局でさえこれを拒否しているため、ごく一部の漢方専門薬局がこれを応需しております。その僅少数の薬局の現状が考慮されないことは誠に理不尽なことです。

根拠の詳細は添付資料の通りでありますが、漢方煎薬の保険調剤を健全に維持するためには是非次のように改定いただきたくお願いいたします。

1・ 120点は浸煎または湯薬調剤の14日分毎に算定するものとしていただきたい。
2・ 120点は浸煎または湯薬調剤1日分の生薬数10毎に算定するものとしていただきたい。
3・ 調剤・在庫・設備等の特殊性に鑑み、無菌製剤処理加算のように別途1日分ごとに特別加算点数を算定できるようにしていただきたい。

賛同者(団体名・五十音順)

    本漢方協会  日本漢方交流会  方術信和会
発起人 漢方煎薬を保険調剤できる薬局の会

 追記 説得力のある 資料作りが 必要になった

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漢方煎薬の保険調剤報酬に関するお願い